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TODAY'S Column [今日のコラム]

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明日民主党役員人事。はたしてサプライズはあるか!

小沢代表は明日31日、党役員人事を実施する。

まず最優先で考えるべきは、政調会長松本議員の交代だろう。この人物がテレビに出てくるだけで私は気が滅入って来る。なんというか適当な言葉が思いつかないが、辛気臭いというか慇懃無礼というか、長妻・馬淵両議員のような清新さがまるで感じられない。かといって老練な政治家という年齢でもなく、ともかくこの人物が民主党議員であることが信じられない。個人的見解だが、テレビに見たくない男性政治家のワーストスリーは、自民党の山本一太と世耕、そして民主党の松本現政調会長。ついでに女性議員のワーストスリーは、小泉チルドレン「佐藤ゆかり」、同じく元財務官僚(女性第一号の主計官)出身で桝添厚労相前夫人の片山さつき、そしてアメリカ下院議員のアルバイトをしていた経験を米連邦議会立法調査官と自称してのし上がってきた高市早苗。彼・彼女らに共通しているのが、自らの不明を認めることはなくひたすら『ああ言えばこう言う』典型だということ。
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予算委員会での民主党長妻議員と安倍総理


次に考えるべき点は、女性議員の抜擢だ。残念ながら期待していた初当選の姫井由美子はスキャンダルがでてしまった。当選早々バラエティー番組(平成教育委員会2007)に出演して浮かれている場合ではなかった。
1998年の第18回参院選で民主党は勝利し橋本内閣は退陣、参議院の首班指名選挙で菅代表管が選出されたことがあった。あと一歩で政権獲得が可能なとこまで来ていたが、肝心の菅代表がその後女性スキャンダルを起こし政権獲得が遠のいた。何事も勝利した時が一番気が緩む。今民主党は参議院第一党になり有頂天になっている。有頂天とはもうそれ以上はない、後は落ちるだけだということを自覚しなければならない。

安倍は内閣改造で桝添、増田元岩手県知事を重要ポストに抜擢、支持率低下に一旦は歯止めをかけた。いま民主党には、横峯パパの賭けゴルフ疑惑、姫井議員の不倫報道、青木愛議員の運動員逮捕とスキャンダルの嵐が吹いている。
小沢党首がサプライズ人事を実行するとするならば、国民に民主党政権の青写真を示すことこそが最大のサプライズとなる。

新製品が出た場合企業が行う最も有効な販促手段は、ユーザに体験させることである。例えば食品であれば『試食』、車であれば『試乗』、住宅であればモデルハウスで新居を実感させる。
今国民は民主党政権に半信半疑の状態にある。この雰囲気を払拭するためにも、単にこれまでの民主党国会議員だけで構成するネクスト内閣ではなく、民間有識者、知事・市町村長等を加えた今すぐにでも安倍内閣と交代して政権運営が出来る、次ではなく『今の内閣』を発表すべきだ。さらに付け加えるなら超サプライズ人事として、自民党が果たせなかった「総総 (総理・総裁) 分離」も実施すべきだろう。

小沢党首は安倍と違い基本的にどうしても総理になりたい訳ではない。実質的に政権の実権を握れればそれで良しだろう。自分以外に総理候補を立て、党首として選挙の指揮をとり政権獲得に全力を尽くすことができる政治家だ。

内閣改造後の世論調査で時期総理候補として『麻生幹事長』の支持率が急浮上している。参院選直後と状況は変化しており、現時点では小沢に分が悪い。
例えば党役員人事で、年金問題で名を馳せた長妻政調会長代理を次期総選挙の民主党総理候補として打ち出したとしたら、一気に民主党政権への期待は高まる。実行力で男性からの人気が高い小沢党首と、年金問題で生活を預かる主婦・女性に人気の高い長妻議員の2プラトン体制は、安倍・麻生コンビに対し強力な対抗馬となり、支持率が持ち直しほっとしている安倍・麻生陣営を震撼させることは間違いない。
by tsune2514 | 2007-08-30 19:23 | 政・経コラム
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