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病み上がり「安倍-与謝野内閣」誕生

8月27日安倍改造内閣が誕生した。派閥の領袖を人質として党・内閣の重要ポストに配し、安倍おろしの動きを人事で封じることに成功した。
党の役員では幹事長の麻生、総務会長の二階。内閣では、外務の町村、防衛の高村、津島派総裁候補の額賀が財務。さらに留任した伊吹文科相と、9派閥のうち6派閥の領袖・総裁候補が勢揃いした。
まさに安倍ボンボンのPTA内閣。小泉内閣誕生以降、自民党内に蔓延する事なかれ主義がここに極まった。組閣後のマスコミ各社の支持率は上がったようだが、私は自民党崩壊前夜の最後の祝宴の趣さえ漂う気がする。
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これを象徴するのが、恒例の閣僚名簿発表における与謝野官房長官の張りのない声だった。
テレビで見ていてもこちらで気を使わなければならないほど、弱々しいトーンの閣僚紹介だった。喉頭がんから復帰後4ヶ月。政策の是非はともかく、無派閥で政策能力のある自民党の国会議員の中では良識派といってよい与謝野長官だが、もう少し養生したほうが良いのではと人ごとながら心配してしまう。 毎日二回国会記者と向き合う政府のスポークスマンが有権者にこんな気を使わせるのは、政権にとっても決して良いことではない。
まったくもって安倍の政治センスのなさは、飛びぬけている。
確かに党内の造反を封じ込むことには成功した。しかし安倍はここでも戦う相手を間違えている。真の相手は国民であり、次期総選挙の生殺与奪権を持つ「有権者」なのだ。

国会が始まりご祝儀相場も一服したら、たちまち泥舟内閣の実態を露呈するだろう。
これまでにない超重量級の内閣で、厚労相の桝添、総務相に元岩手県知事の増田氏を抜擢し一時的に政権浮揚したかに見えるが、肝心の船長が政治家としての豊富な経験も、難局を紐解く明晰な頭脳も、国民の幸福を願う熱いハートも圧倒的に不足している。

泥舟は何処まで行っても泥舟だ。小さくてもちゃんとした磯舟なら物も人も運べる。漁もできる。それなりに世のため人のためになる。しかし泥船では全く動かず、荒波が来るたびに船体を削られ、やがて乗組員も一人二人と脱出するだろう。それでも魯鈍な安倍は、うつろな目を泳がせ舵を取り続けているに違いない。
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by tsune2514 | 2007-08-29 17:49 | 政・経コラム
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