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自然児・新庄の日本シリーズと、「俺流」落合の驕り。

共に約半世紀ぶりの日本一を目指した今年の日本シリーズは、自然児・新庄「北海道日本ハムファイターズ」が4-1で勝負師・落合「中日ドラゴンズ」を圧倒した。
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日本シリーズ開始前、落合監督はマスコミに対し、「自信?あるよ。一昨年とはまったく違う。大丈夫今年は勝つから」と大言壮語していた。又新庄に対しては、「選手としてのレベルは知れている。マークする程の選手じゃない」とも言い切っていた。

これらの発言が日ハムの選手に届いていてたかどうかわからないが、「今年は勝つ」と言う自信はともかく、新庄に対するコメントは頂けない。今年はパリーグ1位通過の日ハムがプレーオフでも勝ち上がり、真のチャンピオン同士の日本シリーズとなった。(2004,2005年1位通過のホークスはプレーオフで敗退)
其の対戦相手の選手に対し見下したような発言は、「俺流」落合の驕りに他ならない。少なくとも1年間戦い続けたチャンピオンチームの選手に対しては、成績如何に関わらず敬意を持たなければ失礼であり、スポーツマンシップにもとる態度といえる。

確かに新庄の打撃成績は、打率0.257(パ27位)、本塁打16(パ12位)、打点62(パ12位) と平凡な数字が並ぶ。しかし新庄は、得点圏(108打数/全477打席)で本塁打7本、打点45という勝負強さと、外野守備の要という攻撃、守備両面で必要不可欠な「触媒」的存在感を示し続けてきた。何よりシーズン当初の『今シーズ限りでの引退宣言』以来、「日ハム」快進撃の精神的支柱であったことは間違いのない事実である。

1989年の日本シリーズ第3戦の勝ち投手近鉄加藤哲郎がヒーローインタビューで、「シーズン中の方がしんどかった。相手も強いし」と3連敗中の巨人を挑発した発言(この発言以降巨人に4タテを喰らい敗退)を彷彿させる落合監督の発言。
これに対し、日ハムの選手・コーチ陣が反発したという報道はなされていないが、日本のプロ野球で唯一選手が少年野球に戻ることが出来る日本シリーズで、自然児・新庄を核に「甲子園球児」になった日ハムナインの前に、老練な勝負師「俺流」落合の出る幕は結局無かった。
by tsune2514 | 2006-10-28 19:10 | スポーツコラム
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