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TODAY'S Column [今日のコラム]

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郵政民営化騒動は、誰が問題児か?

自民党参議院、青木議員会長・片山幹事長の顔が渋い。参議院における郵政民営化法案は、否決・解散含みで推移している。
衆議院の審議、採決そして参議院の審議の過程で、日本の政治状況を象徴する出来事が発生している。

まず最初の問題児は、当初衆議院の審議を拒否していた民主党。
彼らは、一体何を考えているのか!岡田党首は「郵政民営化は、解散に結びつくほどの重要課題ではない」と言いきる。ならばなぜ審議拒否するのか。なぜきちんと、議員としての最低限の勤めを果さないのか。それに揃いも揃って、民主党議員の誰一人として『審議拒否はおかしい』と、声を張り上げない!
だからいくら暗愚の総理小泉純一郎が、暴投・ノーコン・甘い球をど真ん中に投げ込んでも得点することができない。
民主党の全代議士は、審議拒否していた間の歳費を国庫に返納すべきだ。

次は小泉総理。頑固な人間は、基本的に賢くない。小泉総理はこの典型といってよい。
靖国参拝問題も同様だ。風見鶏中曽根元総理は現役時、一旦靖国参拝を決行したが、中・韓の批判を受け翌年以降の参拝を中止した。まさに「君子豹変する」とはこのことだ
衆議院で否決され、解散に打って出て「郵政民営化推進派の議員を当選させ、次期の国会で法案を通す」というなら理屈は通る。しかし参院で否決されたら、解散し法案を再提出しても結論は変わらない。ただ頑固なだけのダダッコ総理。閣僚が解散の署名(花押)をせず、罷免しても次のなり手がなく、自分ひとりで複数の閣僚を兼務する、「一人ぼっち解散」もありえない話ではない。

最後の問題児は衆参自民党の執行部。政府が提出した法案が否決されることは、その法案の是非はともかく、議会制民主主義が機能してることに違いはない。
「郵政民営化が必要だ」と、反対派議員を説得するならともかく、「解散になるから賛成しろ」とは本末転倒である。
今米上院では、「ボルトン前国務次官」の国連大使指名承認が難航している。共和党の中にも反対者がいて、民主党は民主党で、徹底した審議を要求している。
同じ民主党でも日本の民主党は、「みんなで審議拒否すれば、怖くない」と言うお粗末。

もうそろそろ日本も、「首班指名・予算」等の重要案件以外は、議員一人一人の信念で投票行動を起こすことがあたりまえになる位、「議会制民主主義」が成熟してもいいころだ。
by tsune2514 | 2005-07-29 23:23 | 政・経コラム
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