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TODAY'S Column [今日のコラム]

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男子ハーフパイプ平野選手銀、平岡選手銅獲得。女子ジャンプ高梨選手まさかの4位。

2月12日、スノーボード男子ハーフパイプで、平野歩夢選手が銀メダル、平岡卓選手が銅メダルを獲得し今大会、日本に初のメダルをもたらした。

平野選手は決勝に進出した12人中11番目に登場。1回目90.75でトップに立つ。一方平岡選手は1回目着地でミスをして9位と出遅れたが、2回目は難度の高い「エア」をミスなく決めて平野選手の1回目トップタイムを上回る92.25の高得点を叩き出す。これに刺激を受けた平野選手は2本目、高さのあるエアーを全て完璧に決める圧巻の滑りを見せ、93.50を獲得。3大会連続の金メダル獲得を目指したアメリカショーン・ホワイト選手を破り、銀メダルを獲得し平岡選手も銅メダルを獲得した。
金メダルは2回目超難易度のエアーを決めて94.75をマークしたスイスのユーリ・ポドラドチコフ選手が獲得した。また逆転を目指し最後に滑走した絶対王者ショーン・ホワイト選手は、ミスが出て4位で終えた。

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<メダル獲得を讃え合う平野・平岡両選手、抱き合うショーン・ホワイトとユーリ・ポドラドチコフ>

一方、同時刻に行われた女子ジャンプは、高梨選手の金メダルが期待されたが、1回目3位につけ2回目で逆転を狙ったが、思うように距離が伸びず、またテレマークも決めれず、メダルの獲得を逃し4位で終わった。
高梨選手はWCでは全13戦中10度優勝。優勝できなかった3大会も2位2回、3位1回と、すべてメダルを獲得している。
高梨選手が破れた原因について、追い風だったとか、テレマークを決めていればとか、いろいろ取りざたされているが、理由は金メダル獲得が当然という周りの期待の大きさが無意識のプレッシャーとなって、本来の力を出せなかったのだろうと思われる。 一位のカリナ・フォクト(ドイツ)と高梨選手の得点差は2本合わせて4.4点の僅差だから、惨敗というわけではない。しかしWCでは一本目最長不倒で2位に大差をつけ、二本目はゲートを下げるほど他の選手とは技術・底力に差があった。

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        <試合後の高梨沙羅選手>

本コラムで2月16日にも書いているが、女子ジャンプの監督コーチは本来、周りのプレッシャーから選手を解放することをまず考えなければならないが、何を思ったか高梨選手と他のチームメイトを切り離し、開会式に高梨選手を出席させなかった。つまり高梨選手を特別扱いすることでさらにプレッシャーをかけてしまったのだ。開会式に出席することは良い気分転換になったはず。出席した伊藤有希選手は241.8点で7位に入賞している。スノーボードの平野選手と平岡選手も、互いに刺激し合ってメダルを獲得した。一番心を通わせることができる同世代のチームメイトと同じ体験をすることができる貴重な開会式に、伊藤、山田選手だけ出席させ高梨選手を隔離した女子ジャンプのコーチ・監督は、真逆の戦略で17歳の選手の夢を潰してしまったことになる。


<男子ハープパイプでメダル獲得を伝える NHKニュース>
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140212/k10015179771000.html
by tsune2514 | 2014-02-12 22:56 | スポーツコラム
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