将棋の頂上決戦、第26期竜王戦第4局。森内名人が勝利し竜王奪取に王手!
第26期竜王戦第4局が11月21、22日の2日間にわたり香川県宇多津町で行われた。
この戦いは渡辺竜王の先手番で開始され、戦型は本棋戦4度目の矢倉になったが、3戦目までと異なり「急戦矢倉ではなくオーソドックスな矢倉となった。この戦型を指し慣れている両者はほとんど時間を使わず、前例の多い定石手順で淡々と64手目まで指し進む。それ以降は未知の局面に入り、互いに長考に入るが、結局一日目としては異例の75手まで進み、午後6時を過ぎたところで森内名人が次の一手を封じて、初日が終了する。
翌日午前10時18分、渡辺竜王は相手陣内深く、森内名人の玉のそば3二に歩を垂らす。それ以降は渡辺竜王の攻め、森内名人の受けと両者得意のパターンで進行。形勢不明の状態がしばらく続いたが105手目に渡辺竜王が9一飛車と相手陣営に打ち込み、名人の玉を追い詰める。森内名人は防戦一方となるが、きわどく竜王の攻撃から逃げ切り、130手目に名人に手番が回ると6八金と詰めろをかけ、最後144手目で竜王の王を即済みに打ち取った。
これで本棋戦、森内名人の3勝1敗となり、10年振りの竜王奪取まで後1勝となり、現渡辺竜王に王手をかけた形となった。
<第4局を勝利した森内名人>
<カド番に追い込まれた渡辺竜王>
<感想戦の模様>
<動かない駒が先手(9七歩、9九香、8七歩)、後手(9一香、8一桂、2三歩)だけの大熱戦の投了図>
尚、 第5局は11月28日、29日 富山県黒部市で行われます。
<竜王戦中継サイト>
http://live.shogi.or.jp/ryuou/index.html
この戦いは渡辺竜王の先手番で開始され、戦型は本棋戦4度目の矢倉になったが、3戦目までと異なり「急戦矢倉ではなくオーソドックスな矢倉となった。この戦型を指し慣れている両者はほとんど時間を使わず、前例の多い定石手順で淡々と64手目まで指し進む。それ以降は未知の局面に入り、互いに長考に入るが、結局一日目としては異例の75手まで進み、午後6時を過ぎたところで森内名人が次の一手を封じて、初日が終了する。
翌日午前10時18分、渡辺竜王は相手陣内深く、森内名人の玉のそば3二に歩を垂らす。それ以降は渡辺竜王の攻め、森内名人の受けと両者得意のパターンで進行。形勢不明の状態がしばらく続いたが105手目に渡辺竜王が9一飛車と相手陣営に打ち込み、名人の玉を追い詰める。森内名人は防戦一方となるが、きわどく竜王の攻撃から逃げ切り、130手目に名人に手番が回ると6八金と詰めろをかけ、最後144手目で竜王の王を即済みに打ち取った。
これで本棋戦、森内名人の3勝1敗となり、10年振りの竜王奪取まで後1勝となり、現渡辺竜王に王手をかけた形となった。
<第4局を勝利した森内名人>
<カド番に追い込まれた渡辺竜王>
<感想戦の模様>
<動かない駒が先手(9七歩、9九香、8七歩)、後手(9一香、8一桂、2三歩)だけの大熱戦の投了図>
尚、 第5局は11月28日、29日 富山県黒部市で行われます。
<竜王戦中継サイト>
http://live.shogi.or.jp/ryuou/index.html
by tsune2514
| 2013-11-22 21:04
| 政・経コラム