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TODAY'S Column [今日のコラム]

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小笠原諸島の西之島、新たに4カ所目の火口が形成され拡大を継続中!

6月16日、海上保安庁は、小笠原諸島の西之島に新たに4カ所目の火口が形成され、噴火活動が活発な状態が依然として継続していると発表した。また4箇所の火口から吹き出した溶岩が海への流出も確認されており、西之島はさらに拡大する可能性があるとのこと。尚、あらたな新島が出現した当時から以前の西之島とのドッキングを経て、現在は86倍にまで拡大している。

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[6月13日の西ノ島の状況 by海上保安庁]

海上保安庁は6月13日午前、航空機で上空から観察し、最も活動が活発な火口では約10秒ごとに溶岩片が噴出していた様子がわかった。

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[新島出現時の状況 2013年11月20当時 by海上保安庁]

[西之島4番目の火口の形成を伝えるTBSニュース]
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2226826.html
# by tsune2514 | 2014-06-17 00:19 | 自然科学

ザックジャパン1-2でコートジボワールに逆転負け。GL突破に暗雲立ち込める。

2014年ブラジルWC日本対コートジボワール(以下コートジ)の一戦が、6月15日(日本時間)午前10時ブラジルW杯のために建設されたアレーナ・ペルナンブーコ・スタジアムで行われた。このスタジアムでは2013年FIFAコンフェデレーションズカップのイタリア戦で、日本は一度試合をしている。

そして迎えたWC初戦、天候は雨でタフな試合が予想されたが、前半16分香川からパスを受けた長友がペナルティエリアの本田につなぎ、本田が鋭く左足で打ち抜き幸先の良い先制点を獲得する。しかしその後は本田も警戒されマークが付くようになると、ボールを奪われるようになる。切り札ドログバを前半温存したコートジは、落ち着いて日本陣営に攻撃を仕掛け続ける。フィニッシュの精度が今一つで得点とはならないが、得点の予感は感じさせるには十分で、日本にとっては嫌な時間帯が続いた。前半はこのまま日本が1点先取で終える。そして後半9分、ザッケローニは早々と長谷部選手を遠藤選手に交代させる。それに対しコートジのラムシ監督は後半17分、満を持してドロクバを投入。日本への攻撃に活を入れる。それに応えたコートジの攻撃陣は2分後、オーリエが右サイドから日本のゴール前にクロス出し走り込んだボニーが頭で合わせ同点シュートを放つ。さらに2分後、またもオーリエが右サイドからゴールポスト際にクロスを入れ、ジェルビーニョがヘッドで合わせ逆転のシュートを決める。ドログバがピッチに入ってわずから4分間で、コートジボワールは日本の守備陣を翻弄し逆転に成功する。その後もドロクバは枠を捉えたFKを放つなど、試合終了までこのゲームを支配し続け、圧倒的な存在感を日本陣営に見せつけた。
またこの試合の内容は、ボール支配率コートジ57%に対し日本43%、シュート数コートジ20、日本7、CKコートジ8、日本5という数字が雄弁に物語っているように、まさにFIFAランキング23位対46位の戦いそのものだった。

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  [後半ドロクバを投入したラムシ監督の戦略が勝利を導く byゲキサカ]

この敗戦の原因は、怪我明け間もない選手、所属リーグで出場機会がなく実戦の勘が鈍っている選手など、本調子に程遠い選手らを代表として多数選んだ点、また短期決戦のカップ戦に惨敗の実績しかないザッケローニ監督にあるが、もっとも大きな責任はそのザッケローニ監督を選んだ日本サッカー協会(JFA)にあることは言うまでもない。

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  [ゲームプランを全く持っていなかったザッケローニ監督 byスポーツナビ]

今日のザッケローニの采配も、全く意味が不明なものばかりだった。後半21分に逆転されたと言っても1点差に過ぎない。時間はあるし落ち着いて同点に追いつけばGL突破の可能性は残る。それが、香川と岡崎のポジションを変えたり、本田をワントップにしたり、最後はDFの吉田を前線に上げ、やったこともないパワープレーを指示するなど自らフォーメーションを壊す始末。ACミランの監督時代2度 CLに出場し2度ともグループリーグで敗退したザッケローニ監督。ACミランの長い歴史でCLに出場しグループリーグで敗退した年は3度あるが、そのうちの2度はザッケローニが指揮している。
このあとギリシャ、コロンビアとの対戦が残っているが、気力を喪失した今のザッケローニでは、全くゲームプランが組み立てれず大敗する可能性が非常に高い。もしJFAの責任者がこの事態を大胆に転換させる気があるなら、今すぐザッケローニを解任して、実績のある前代表監督の岡田氏を復帰させるべきだろう。

[日本vsコートジボワールハイライト]
https://www.youtube.com/watch?v=o_JLA_XnuIY
# by tsune2514 | 2014-06-16 01:25 | スポーツコラム

ブラジルWC鬼才ファン・ハール監督、5バックで王者スペインを5-1で粉砕!

2014年ブラジルWCグループB、スペイン対オランダ戦が日本時間14日午前4時に行われた。

スペイン・オランダ戦は、前回南アフリカWCの決勝戦の組み合わせ。その時は1-0でスペインが優勝しており、オランダは4年前のリベンジをかけてこの試合に臨んだ。前評判は、FIFAランキング1位のスペイン(オランダは15位)を推す声が圧倒的に高かった。
しかしこの試合、オランダの鬼才ファン・ハール監督は、何と【5‐2‐3】の5バックを採用、グループB最強豪のスペイン戦に臨んだ。もちろん3トップにはオランダが誇るタレント、ファンペルシー、ロッベン、スナイダーが並ぶ。
試合は前半26分、スペインのジエゴコスタが倒され、PKを獲得。シャビアロンソがきっちり右足でゴール左隅に決めてスペインが先制点を獲得する。しかし前半44分、ロングパスを受けたファンペルシーが技ありのダイビングヘッドを決め同点に持ち込む。

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     [ダイビングヘッドを決めるファンペルシー by EPA]

そして後半に入ると、オランダの攻撃が爆発。後半8分ブリントがロッベンに浮き球のパスを出し、そのボールを受けたロッベンはペナルティエリア内に進入、DFを交わし逆転のゴールを決める。後半20分にはスナイデルのFKにデフライが合わせ3点目。この時点でスペインは戦意喪失となる。そして後半27分、ファンペルシーが気力の萎えたスペインGKカシージャスのコントロールミスを見逃さず、ボールを奪いそのままゴール。ダメ押しの4点目を獲得。さらに後半35分、ロッベンがドリブルで持ち込み相手DFを交わし、個人技で5点目を獲得する。

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      [後半35分ロッベン、オランダ5点目のシュート]

互いに2得点を獲得したFWのロッベン、ファンペルシーは、ファンタジック且つ化け物のような攻撃力を王者スペインに見せつけた。
そしてこの日の攻撃力を生み出したのが、オランダ・ファン・ハール監督が採用した【5‐2‐3】の5バックシステムだ。オランダは伝統的に【4-4-2】のシステムを採用しファン・ハール監督も引き継いでいる。ところが核となるMFのケビン・ストロートマンが左膝の靭帯断裂でWCに出場できなくなり、急遽対応策として採用したシステム。ファン・ハール監督はWC前1ヶ月間、このシステムで代表チームを訓練。さらにWC直前の5月31日、ガータとの親善試合で実際に試している。このように周到な準備をして望んだ5バックシステムが、見事に生きたこの日のオランダだった。

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[5バックが功を奏したファン・ハール監督(前列左)とファンペルシー(前列右)]

一方日本の代表監督ザッケローニは、就任4年間、自身が理想とする攻撃的な3バックに未練タラタラで、普段は4バック時に3バックと揺れ動き、結局無駄な練習時間を費やしてきた。君子豹変するというが、これは優れた指導者は状況の変化に柔軟であることを意味している。ザッケローニ監督は、自身の理想を貫く信念があるわけでもなく、故障者が出てそれに対応する柔軟な戦略を練る訳でもない、ただの優柔不断で頑固な指導者であることは、WCグループリーグでの結果が示すことになるだろう。

[スペインvsオランダ戦 ハイライト]
https://www.youtube.com/watch?v=7F63NC58O7c
# by tsune2514 | 2014-06-15 00:50 | スポーツコラム

WC開幕戦、ブラジル3-1でクロアチアに勝利。西村主審厳しい判定で大会初戦を支配!

6月13日午前5時(日本時間)、2014FIFA WCブラジル大会の開幕戦が行われ、開催国ブラジルがクロアチアを3-1で破り、6度目の優勝に向け幸先良いスタートを切った。

この試合前半、圧倒的な自国サポータの声援を受けたブラジルは、緊張感が抜けきれず動きが堅い。それに対しクロアチアは、相手が最強豪国ブラジルと言えど、最低でも引き分け以上でなけれはグループA突破の可能性が遠のくため、開始直後から全力でブラジルゴールを攻める。おそらくクロアチアは、先に先取点を取りそれを死守、後半同点にされても、引き分けで終われば良しという戦略だったと思われる。そして前半11分、クロアチアのオリッチは左サイドの深い位置からにゴール前に鋭いセンタリングを出すと、ブラジルDFマルセロがまさかのクリアミスで自陣ゴールに蹴り込み、オウンゴールとなる。

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[ブラジルDFマルセロのオウンゴール by AP]

このオウンゴールで逆にブラジルの硬い動きは消え去り、怒涛の反撃が開始される。そして前半27分、西村主審はブラジルFWネイマールに今大会初のイエローカードを出すが、その直後ネイマールがドリブルでクロアチア陣営に持ち込み、最後はペナルティエリア外から左足でゴール右隅ギリギリにシュートを決め、早々と同点に追いつく。

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[ブラジルのエース ネイマールのシュート by PNP]

後半は互いに一進一退のせめぎあいが続くが、後半24分、ペナルティーエリア内でクロアチアDFロブレンがブラジルFWフレッジをホールドする反則があったと判定、西村主審はPKを宣告する。直後クロアチアの選手4人に取り囲まれ抗議を受けるが、西村主審は毅然と対応する。PKはエースのネイマールがゴール左に蹴り込、GK スティペ プレティコサが弾くがボールはゴールネットに吸い込まれ、ブラジルは逆転に成功する。

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[クロアチアDFロブレンの反則]

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[クロアチア選手の抗議に毅然と対応する西村主審]

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    [ネイマールのPK by AP]


さらにブラジルは試合終了間際の後半46分、MFオスカルが左足つま先でミドルシュートを決め3-1で初戦を勝利する。結局クロアチアは実質ノーゴールで初戦敗退し、グループリーグ突破の可能性は極めて困難になった。

この試合のあと、西村主審のPKの判定について、ブラジルFWフレッジのシミュレーションで誤審ではないかとの論議がでている。しかしクロアチアDFロブレンがブラジルFWフレッジの肩、腕をホールドして、ペナルティエリア内でフレッジのプレイを妨害したことは間違いなく、西村主審がルールを厳格に適用しPKと判定したことは厳しい判定ではあるが、誤審とは言えない。たしかにフレッジが妨害を受けたあと、倒れて大げさに両手を挙げてファールをアピールしたのは演技と言えなくもないが、妨害を受けた事実に変わりわない。
初戦、しかも開催国ブラジル戦で日本の西村主審及び審判団が採用された理由は、南米でも欧州でもない完全に中立国の日本の審判であることと、もう一つは西村主審が、2010年南アWC準々決勝のオランダ-ブラジル戦で、離れていた位置で見ていたにも関わらず、オランダのロッベンを足で踏み付けたブラジルのメロの行為を見逃さずにレッドカードを出し、一発退場処分にしたことが評価されてのことだと思われる。
この日も今大会屈指のFWでブラジルのエース・ネイマールが、クロアチアのMFモドリッチの喉に肘を食らわせた時、躊躇なくイエローカードを出している。

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[ネイマールにイエローカードを出す西村主審 by PNP]

この試合を通して、ファール特にゴールエリア内のファールの適用は、このブラジル対クロアチア戦での西村主審の判定が、今後の試合の基準となるであろう。その意味で大会初戦の主役はもちろん2得点のブラジルネイマールだが、影の主役は日本の西村主審であることは間違いない。

[試合内容(左ブラジル・右クロアチア)]
14  シュート数 10
20  直接FK   5
0   間接FK   1
7   CK      3
0   オフサイド 1
58% ボール支配率 42%

[ブラジルvsクロアチア ハイライト映像]
https://www.youtube.com/watch?v=HzGhcaUZaDM
# by tsune2514 | 2014-06-14 01:21 | スポーツコラム

WCグループC分析。ザッケローニの日本代表への優しさが、サポータの願いを裏切る。

ブラジルWCの開幕初戦、ブラジル対クロアチア(グループA)が、6月13日午前5時(日本時間)開始と迫ってきた。日本代表の初戦対コートジボワールとの戦いは、6月15日午前10時開始となる。

ここであらためてグループC所属チーム代表監督の分析をしてみよう。
尚、グループC所属チームの現在のFIFAランキングはコロンビア8位、ギリシャ12位、コートジボワール23位、日本46位で、南アフリカWC終了後の2011年1月のFIFAランキングは、ギリシャ11位、コートジボワール22位、日本29位、コロンビア48位で、日本の低迷、コロンビアの躍進が目に留まる。

そのコロンビアの代表監督は、2012年1月5日に就任したホセ・ペケルマン監督。コロンビア1部インデペンディエンテ・メデジンに所属したサッカー選手を経て、2006年のドイツWCではアルゼンチンの代表監督として準々決勝まで勝ち上がり開催国ドイツと対戦。1-1でPK戦となり惜しくもベスト8で敗れている。そして代表監就任時にFIFAランキング35位だったコロンビアを、今回の南米予選をアルゼンチンに次ぐ2位で勝ち上がり(ブラジルはホスト国で予選免除)、現在FIFAランキングを8位にまで押し上げた名将である。

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    [コロンビア代表監督のホセ・ペケルマン by Sportiva ]

次に2010年7月1日にギリシャ代表監督に就任したフェルナンド・サントスは、ポルトガルのサッカー選手出身。ポルトガル、ギリシャ一部のクラブチーム監督を経て、ギリシャ代表監督に就任した。カップ戦の実績は、FCポルトを率いて1999-2000シーズンUEFA CLで準々決勝に進出。またギリシャ代表監督としてはUEFA EURO2012年でベスト8となっている。今回の欧州予選ではグループGで8勝1敗1分と活躍、ボスニア・ヘルツェゴビナと勝点同率、得失点差で2位となり、プレーオフでルーマニアを4-2で破り予選を突破した。また就任時12位だったFIFAランキングは現在も維持している。

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    [ギリシャ代表監督フェルナンド・サントス by EPA]

次にコートジボワール代表監督の42歳サブリ・ラムシは、元オセール、モナコなどリーグ・アン所属のサッカー選手で、2003-04シーズンのインテル時代にはザッケローニ監督のもとでボランチとして活躍している。2012年5月にコートジボワール代表監督に就任し、就任時のFIFAランキングは15位で、現在はやや下げている。
しかしWCのアフリカ予選では、2次予選(1次予選はシードで免除)を6戦4勝2分、3次予選はセネガルに1勝1分と無敗で本戦出場を果たしている。
またラムシ監督が、今回監督として恩師のザッケローニと戦うことは彼にとっては有利に働くと思われる。ザッケローニは監督としてのラムシの知識は、試合のビデオでみる情報しか得られないが、ラムシ監督は選手としてザッケローニの采配を肌で感じてきているからだ。

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     [コートジボワール代表監督サブリ・ラムシ]

さてザッケローニ監督だが、サッカー選手としては地元ローカルチームで20歳前までプレーしていたが、その後指導者となりセリエAのACミラン、ラツィオ、インテル、ユベントスなどを経て2010年8月30日、日本代表監督に就任した。尚、就任時のFIFAランキングは32位で、現在46位と低迷している。クラブチームの監督としては1998-99のシーズンにACミランでスクデットを獲得しているが、短期決戦のCLではACミラン、ラツィオ、インテルで4回出場し、ことごとくGリーグの段階で敗退、解任に追い込まれている。

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    [日本代表監督アルベルト・ザッケローニ]

このザッケローニ監督の最大の弱点は、サッカー選手として1部リーグ所属チームでの経験がないためか、自身が選んだ代表選手に優しすぎることだろう。コロンビア代表監督ペケルマンは、今年1月左膝靭帯を損傷したキーマンのFWラダメル・ファルカオを、最終登録メンバー提出期限日まで回復を待っていたが、ついに代表から外す決定をした。その決定に対しファルカオは「今は良い状態だが、プレーするには少し足りないと自分でも分かっている。100%の状態にある仲間の出場機会を奪いたくない。出たかったが仕方がない。これからはチームを外からサポートする」と話していて、全くプレーできない状態ではないことを示唆している。
もしペケルマンが日本の監督なら、間違いなく日本代表の長谷部選手、DF酒井高徳は最終登録メンバーから外すだろう。しかしザッケローニ監督はその優しさ故、ザッケローニファミリーとも言える代表メンバーを怪我だからといって外すことができないでいる。しかしこのザッケローニの決断は、何千万人といる日本のサポータ・ファンの「ベストのメンバーで戦って欲しい」という願いとは相反することになる。彼が短期決戦のカップ戦で、当時世界一のリーグセリエAの最強クラブを率いても、決勝はおろかGリーグさえ突破することができなかったのは、指揮官としてともに戦った選手から恨まれても、勝利のために非情になりきることができない性格が災いしている気がしてならない。

1部リーグでの選手経験は皆無で、カップ戦の実績も皆無、監督の通信簿とも言えるFIFAランキングは就任後14ポイント下げているザッケローニ監督が、あえて本調子に程遠い本田選手を核として、攻撃重視の布陣を取るならば、コロンビア、ギリシャ、コートジボワールに引き分けることさえ叶わないであろう。
# by tsune2514 | 2014-06-12 23:42 | スポーツコラム
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