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2013年 12月 15日 ( 1 )

女流王座戦第4局。加藤女流王座、序盤で読み間違え完敗。里見香奈新女流王座に。

12月13日「第3期リコー杯女流王座戦五番勝負」の第4局が 「関西将棋会館」 で行われた。これまでの戦績は加藤桃子女流王座が1勝2敗とカド番に立たされ、本局に敗れると女流王座を失冠するという厳しい状況追い込まれての戦いとなった。
加藤女流王座の先手番で開始された本局、加藤はいつも通りの居飛車に対し、里見女流2冠は、本棋戦初めて得意の中飛車に構え、本局で必勝を期す意気込みを見せる。この里見の意欲に尻込みしたのか、はたまた前局で終盤悪手を指し勝ちを逃したトラウマからか、前半で読み間違いをして早々と劣勢に陥る。

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<28手目里見に5五歩と打たれた局面。加藤の5六の銀を左右どちらか下に引けば形勢はまだ五分だった>

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<加藤が5六の銀を6五と上がり、30手目里見が5三銀と上がった局面では早くも先手が劣勢となった。>

30手目以降劣勢に立たされた加藤は、受けに回り粘りを見せることもなく、やぶれかぶれの無理攻めに走るが、里見にそつなく切り返され比較的短手数の106手目で投了となった。

これで加藤は女流王座を失い、里見は初の女流王座となり、女王、女流名人と合わせて3冠となった。
加藤は現在、「第7期マイナビ女子オープン」の挑戦者決定戦で準決勝まで勝ち上がっており、もしこのまま勝ち進み挑戦者になった場合、来春には里見女王と再度タイトル戦を争う事になる。

本棋戦を振り返ると、やはり女流棋士の棋力はプロ棋士と比較し、まだまだと言うのが正直なところだろう。
おそらく現在の女流棋士のなかでは、今年プロ棋戦の王位戦予選で深浦A級九段を破った、甲斐智美女流2冠が最強女流棋士ではないかと思われる。
里見3冠は現在関西奨励会に所属し3段まで目前となっているが、3段リーグ戦(関東、関西合同)を勝ち上がり、半年に上位2人が4段(プロ棋士)になるという厳しい戦いを勝ち抜くのは、現状の力量では至難の技と思われる。

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<終局後の両対局者:右・里見新女流3冠、左・加藤桃子前女流王座>

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<投了図>

[リコー杯女流王座戦のウェブサイト]
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/index.html
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by tsune2514 | 2013-12-15 19:29 | 将棋
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