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福田首相11月訪米検討。対米参勤交代復活!

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福田内閣

読売新聞によると、「福田首相は11月に訪米し、ブッシュ大統領との首脳会談を検討している」ことが分かった。目的は11月1日の『テロ対策特別措置法』の期限切れで、インド洋上での海上自衛隊による給油活動の中断が避けられないことを米政府に伝えるためだ。

これまで自民党政府は新総理が誕生する度に、就任後初の外遊先として米国政府への就任挨拶に出向くことを慣例としてきた。いわば江戸時代における地方藩主の参勤交代の如くである。
 前任者の安倍はその慣例を破り、小泉総理の靖国参拝で政治的緊張感の高まっていた中国、韓国の訪問を最初の外遊先に選んだ。そしてなぜか米国政府への訪問にはなかなか行こうとしなかった。これが安倍流の「戦後レジームからの脱却」の表現だったのだろう。
安倍の本質は確かに右翼がかった学生気分のぼんぼんだったが、北朝鮮に対し日本政府が取り得る最大限の圧力を行使したことと、米政府への参勤交代を由としなかった点は、数少ない私が評価できる点である。
 
それにしても何時になったら日本政府は、アメリカとの主従関係の呪縛から逃れることができるのであろうか。
アジアの小国フィリピンでさえ、1991年にアメリカとの安保条約を破棄し、翌年アメリカ軍の撤退が完了、植民地時代を経て約100年間に渡るアメリカからの支配を完全に脱することになった。
 
こんな喩え話がある。「象は生まれた時から太い杭に鎖で繋いでおけば、逃げようとしても杭を抜くことができず、あきらめてしまう。それ以降大人になっても、小さな杭に鎖で繋がれているだけで逃ようとはしなくなる」と。

世界第二位の経済大国日本は、戦後62年になるが安全保障に関してはいまだアメリカの従属下にある。
未来への創造力がEUを生み出したように、日本の政治家にも国創りのグランドデザインがあるならば日本の安全保障の選択肢として、日・中・韓・豪・米を取り込んだ『東アジア広域安全保障体制』を組むこともできるはずだ。

時期民主党政権には是非日米機軸という鎖から脱した、よりグローバルな視点を見据えた安全保障政策を実施してほしいものだ。
by tsune2514 | 2007-09-26 21:25 | 政・経コラム
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