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TODAY'S Column [今日のコラム]

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弱気の始まり?武部幹事長選挙後の複党示唆。

武部幹事長は23日、造反前議員が自発的に離党し立候補した場合、当選後郵政法案に賛成を条件に復党を認めることを示唆した。これは今度の衆院選で、自民・公明で過半数を獲得できなかった場合に備え保険をかけておく意味がある。選挙序盤は確かに小泉ペースで推移してきたが、浮動票だけでは当選ラインに届かない。基礎的組織票があればこそ、「くノ一刺客」による浮動票獲得が生きてくる。やはり地元県連とのねじれ現象がここに来て、小泉総理の強権戦略に対する反発もあり、ボディーブローのように小泉自民を苦しめてきている。
鈴木宗男の地域政党『大地」、綿貫「国民」・田中長野県知事「日本」両新党の立ち上げと、メディアの関心も小泉刺客戦略一本から分散してきている。徐々に比例区・小選挙区共に、自民系候補による共倒れの様相を呈してきた。かつての中選挙区における派閥同士の競り合いと違い、地方選対が分裂と戸惑いで浮動層への票の掘り起こしができず、それぞれの地盤を守ることに徹する選挙選に入っている。
欧米のマーケット筋は小泉勝利を予測、外人投資家による買い圧力で日本の株式市場は一本調子で年初来高値を更新しているが、複党という飴を与えてまでも離党を迫り、地方選対のねじれ現象解消に務め無ければならなくなった自民党本部の現在の状況は、小泉強行戦略に黄色信号が点滅したと判断していいだろう。
by tsune2514 | 2005-08-24 01:49 | 政・経コラム
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