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WCはザッケローニにとって4年間の代表監督を慰労するメモリアル・ジャーニーと化した!

6月20日(日本時間)午前7時、日本代表はWC第2戦のギリシャ戦に臨む。
堅守を誇るギリシャは初戦コロンビアと対戦、守備陣は綻びを見せ0-3と完敗する。そしてパスサッカーを標榜するザックジャパンは、コートジボワールに攻撃の生命線である長友-香川の左サイドを徹底的に攻められた。先取点こそマークが甘かった本田が獲得するが、その後は全く動きを封じられ、後半ドロクバ登場後の「魔の2分」に連続得点され、1-2で敗退する。

第2戦を目の前にしてメディアから、ギリシャ代表メンバーの内紛が伝えられている。17日の練習中にギリシャでライバルチームに所属するMFのヤニス・マニアティス(オリンピアコス)と、DFギョルゴス・ツァベラス(PAOKテッサロニキ)が衝突。マニアティスは「ここはPAOKじゃないんだ!」などとツァベラスに怒鳴り、取っ組み合いになったという。他の選手の仲裁で喧嘩は収まったが、マニアティスは帰国のため航空券を手配したという。しかし結局チームに説得され事なきを得たようだ。

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        [日本戦に向け練習をするギリシャ代表]

しかしこの事はむしろ健全な出来事だろう。欧州予選では10試合で4失点しかしていないギリシャが、本番では初戦3失点している。試合後チーム内で激論が交わされない方がおかしい。しかし日本代表の間で取っ組み合いになるような激論が交わされたという話は、全く聞こえてこない。『FKは今の本田では決められない。俺に蹴らせたら決めてやる』という代表メンバーが、一人くらい出てきてもおかしくはない。また戦敗戦の原因にザッケローニ監督の采配ミスがあるが、これに対し誰ひとりとして、ザッケローニーに食ってかかったという話も伝わってこない。
コートジボワール戦の敗戦には、監督の采配、代表選考を含め、ザックジャパン4年間の問題点の全てが表出している。その原因を取っ組み合いしながらでも吐き出し、解決していかなければギリシャ戦の準備が完全に出来たは言えない。ギリシャ戦を前日に控え、記者会見に望んだザッケローニ監督、長谷部キャプテンの表情は沈みがちに見える。

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          [ギリシャ戦に向け練習する日本代表 by 共同]

ザッケローニはこれまでCMに出演していなかった。そのことについて彼は「代表監督としてJFA(日本サッカー協会)から十分待遇されている」と語っていた。しかしブラジルWC終了後の勇退が決まったためか、ここに来てアディダス、アウディ、キリンら複数の企業CMに出演しだした。もちろん彼個人のビジネスを非難するつもりは毛頭ない。しかしこのことは、彼の代表監督としてのメンタルに明らかに変化が生じていることを意味している。
彼は初戦コートジボワールの采配について「自分が間違っていた」と記者会見の場で非を認めた。もし彼がこれまで同様、代表監督として信念を持って指揮した結果だとしたら、簡単に自分が間違っていたと素直に非は認めないだろう。ひとつの采配が良い結果をもたらすか悪い結果をもたらすかは、やってみなければわからない。それに対しいちいち謝罪していたら、代表監督は務まらない。なぜなら代表監督は最終的に、解任もしくは辞任ですることで結果責任を問われるからだ。その意味で、初戦敗退で簡単に謝罪したのは、勇退を目前にした代表監督として、ブラジルWCに100%完全な責任とプライドを持って臨んではいないことを意味する。

結果的にザッケローニにとって2014年のブラジルワールドカップは、4年間の代表監督を慰労するためにJFAから与えられた「メモリアル・ジャーニー」と化すことになるだろう。
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by tsune2514 | 2014-06-20 01:19 | スポーツコラム
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