WC開幕戦、ブラジル3-1でクロアチアに勝利。西村主審厳しい判定で大会初戦を支配!
6月13日午前5時(日本時間)、2014FIFA WCブラジル大会の開幕戦が行われ、開催国ブラジルがクロアチアを3-1で破り、6度目の優勝に向け幸先良いスタートを切った。
この試合前半、圧倒的な自国サポータの声援を受けたブラジルは、緊張感が抜けきれず動きが堅い。それに対しクロアチアは、相手が最強豪国ブラジルと言えど、最低でも引き分け以上でなけれはグループA突破の可能性が遠のくため、開始直後から全力でブラジルゴールを攻める。おそらくクロアチアは、先に先取点を取りそれを死守、後半同点にされても、引き分けで終われば良しという戦略だったと思われる。そして前半11分、クロアチアのオリッチは左サイドの深い位置からにゴール前に鋭いセンタリングを出すと、ブラジルDFマルセロがまさかのクリアミスで自陣ゴールに蹴り込み、オウンゴールとなる。
[ブラジルDFマルセロのオウンゴール by AP]
このオウンゴールで逆にブラジルの硬い動きは消え去り、怒涛の反撃が開始される。そして前半27分、西村主審はブラジルFWネイマールに今大会初のイエローカードを出すが、その直後ネイマールがドリブルでクロアチア陣営に持ち込み、最後はペナルティエリア外から左足でゴール右隅ギリギリにシュートを決め、早々と同点に追いつく。
[ブラジルのエース ネイマールのシュート by PNP]
後半は互いに一進一退のせめぎあいが続くが、後半24分、ペナルティーエリア内でクロアチアDFロブレンがブラジルFWフレッジをホールドする反則があったと判定、西村主審はPKを宣告する。直後クロアチアの選手4人に取り囲まれ抗議を受けるが、西村主審は毅然と対応する。PKはエースのネイマールがゴール左に蹴り込、GK スティペ プレティコサが弾くがボールはゴールネットに吸い込まれ、ブラジルは逆転に成功する。
[クロアチアDFロブレンの反則]
[クロアチア選手の抗議に毅然と対応する西村主審]
[ネイマールのPK by AP]
さらにブラジルは試合終了間際の後半46分、MFオスカルが左足つま先でミドルシュートを決め3-1で初戦を勝利する。結局クロアチアは実質ノーゴールで初戦敗退し、グループリーグ突破の可能性は極めて困難になった。
この試合のあと、西村主審のPKの判定について、ブラジルFWフレッジのシミュレーションで誤審ではないかとの論議がでている。しかしクロアチアDFロブレンがブラジルFWフレッジの肩、腕をホールドして、ペナルティエリア内でフレッジのプレイを妨害したことは間違いなく、西村主審がルールを厳格に適用しPKと判定したことは厳しい判定ではあるが、誤審とは言えない。たしかにフレッジが妨害を受けたあと、倒れて大げさに両手を挙げてファールをアピールしたのは演技と言えなくもないが、妨害を受けた事実に変わりわない。
初戦、しかも開催国ブラジル戦で日本の西村主審及び審判団が採用された理由は、南米でも欧州でもない完全に中立国の日本の審判であることと、もう一つは西村主審が、2010年南アWC準々決勝のオランダ-ブラジル戦で、離れていた位置で見ていたにも関わらず、オランダのロッベンを足で踏み付けたブラジルのメロの行為を見逃さずにレッドカードを出し、一発退場処分にしたことが評価されてのことだと思われる。
この日も今大会屈指のFWでブラジルのエース・ネイマールが、クロアチアのMFモドリッチの喉に肘を食らわせた時、躊躇なくイエローカードを出している。
[ネイマールにイエローカードを出す西村主審 by PNP]
この試合を通して、ファール特にゴールエリア内のファールの適用は、このブラジル対クロアチア戦での西村主審の判定が、今後の試合の基準となるであろう。その意味で大会初戦の主役はもちろん2得点のブラジルネイマールだが、影の主役は日本の西村主審であることは間違いない。
[試合内容(左ブラジル・右クロアチア)]
14 シュート数 10
20 直接FK 5
0 間接FK 1
7 CK 3
0 オフサイド 1
58% ボール支配率 42%
[ブラジルvsクロアチア ハイライト映像]
https://www.youtube.com/watch?v=HzGhcaUZaDM
この試合前半、圧倒的な自国サポータの声援を受けたブラジルは、緊張感が抜けきれず動きが堅い。それに対しクロアチアは、相手が最強豪国ブラジルと言えど、最低でも引き分け以上でなけれはグループA突破の可能性が遠のくため、開始直後から全力でブラジルゴールを攻める。おそらくクロアチアは、先に先取点を取りそれを死守、後半同点にされても、引き分けで終われば良しという戦略だったと思われる。そして前半11分、クロアチアのオリッチは左サイドの深い位置からにゴール前に鋭いセンタリングを出すと、ブラジルDFマルセロがまさかのクリアミスで自陣ゴールに蹴り込み、オウンゴールとなる。
[ブラジルDFマルセロのオウンゴール by AP]
このオウンゴールで逆にブラジルの硬い動きは消え去り、怒涛の反撃が開始される。そして前半27分、西村主審はブラジルFWネイマールに今大会初のイエローカードを出すが、その直後ネイマールがドリブルでクロアチア陣営に持ち込み、最後はペナルティエリア外から左足でゴール右隅ギリギリにシュートを決め、早々と同点に追いつく。
[ブラジルのエース ネイマールのシュート by PNP]
後半は互いに一進一退のせめぎあいが続くが、後半24分、ペナルティーエリア内でクロアチアDFロブレンがブラジルFWフレッジをホールドする反則があったと判定、西村主審はPKを宣告する。直後クロアチアの選手4人に取り囲まれ抗議を受けるが、西村主審は毅然と対応する。PKはエースのネイマールがゴール左に蹴り込、GK スティペ プレティコサが弾くがボールはゴールネットに吸い込まれ、ブラジルは逆転に成功する。
[クロアチアDFロブレンの反則]
[クロアチア選手の抗議に毅然と対応する西村主審]
[ネイマールのPK by AP]
さらにブラジルは試合終了間際の後半46分、MFオスカルが左足つま先でミドルシュートを決め3-1で初戦を勝利する。結局クロアチアは実質ノーゴールで初戦敗退し、グループリーグ突破の可能性は極めて困難になった。
この試合のあと、西村主審のPKの判定について、ブラジルFWフレッジのシミュレーションで誤審ではないかとの論議がでている。しかしクロアチアDFロブレンがブラジルFWフレッジの肩、腕をホールドして、ペナルティエリア内でフレッジのプレイを妨害したことは間違いなく、西村主審がルールを厳格に適用しPKと判定したことは厳しい判定ではあるが、誤審とは言えない。たしかにフレッジが妨害を受けたあと、倒れて大げさに両手を挙げてファールをアピールしたのは演技と言えなくもないが、妨害を受けた事実に変わりわない。
初戦、しかも開催国ブラジル戦で日本の西村主審及び審判団が採用された理由は、南米でも欧州でもない完全に中立国の日本の審判であることと、もう一つは西村主審が、2010年南アWC準々決勝のオランダ-ブラジル戦で、離れていた位置で見ていたにも関わらず、オランダのロッベンを足で踏み付けたブラジルのメロの行為を見逃さずにレッドカードを出し、一発退場処分にしたことが評価されてのことだと思われる。
この日も今大会屈指のFWでブラジルのエース・ネイマールが、クロアチアのMFモドリッチの喉に肘を食らわせた時、躊躇なくイエローカードを出している。
[ネイマールにイエローカードを出す西村主審 by PNP]
この試合を通して、ファール特にゴールエリア内のファールの適用は、このブラジル対クロアチア戦での西村主審の判定が、今後の試合の基準となるであろう。その意味で大会初戦の主役はもちろん2得点のブラジルネイマールだが、影の主役は日本の西村主審であることは間違いない。
[試合内容(左ブラジル・右クロアチア)]
14 シュート数 10
20 直接FK 5
0 間接FK 1
7 CK 3
0 オフサイド 1
58% ボール支配率 42%
[ブラジルvsクロアチア ハイライト映像]
https://www.youtube.com/watch?v=HzGhcaUZaDM
by tsune2514
| 2014-06-14 01:21
| スポーツコラム