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ザックジャパンがブラジルWCで一次リーグを突破できない5つの理由!

5月27日、ホームで行われた国際親善試合「日本 VS キプロス戦」は1-0で辛くもザックジャパンが勝利した。しかし現在のFIFAランキングは日本の47位に対し、対戦相手のキプロスは130位と超格下チームと言っても過言で無く、もっと点差を付けて勝たなければならなかったはず。
内田選手が得た1得点も相手Gキーパのまずい守備のおかげで、決して威張れた得点ではない。
この試合、キプロスのGPは日本のシュートをまともにキャッチングできず、ボールを前にこぼしてばかりいた。またGキックもセンターラインに届くか届かない位しか蹴ることができず、日本はこのキーパに救われたようなものだ。

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      [キプロス戦に臨んだザックジャパン by スポーツナビ]

この試合を見た結論は、ザックジャパンは半月に迫ったFIFAブラジル・ワールドカップで一次リーグを突破することは不可能、と判断せざる得なかった。その理由は下記の5項目となる。

1.代表選出の基準を、就任当初の基準から変更したこと。
ザッケローニ監督は就任時、日本代表を選ぶ基準として、シンプルで誰しもが納得できる明確な要件を打ち出していた。
それは、①才能がある、②チームに貢献するモチベーション、③体調が良いの三点だった。
それが、5月12日の代表メンバーの発表時では、③の体調が良いが消えて、替りに複数ポジションができるなど、取ってつけたような項目を付け足した。これは、就任時からのメンバー長谷部、内田、吉田らの病み上がりの選手を選ぶための、言い訳としての口実でしかないことは明白。練習試合のような格下のキプロス戦では、長谷部、内田、吉田の各選手もそれなりに動いていたが、WCの本番ではキプロス戦のようにはならない。またトップ下の本田選手も所属チームのミランでは、不調で出場機会のない選手となっている。これらの選手は最前線のピッチに出るより、一歩退いた野戦病院でリハビリに励むのが適当だろう。同等もしくは同等以上の才能のある体調の良い代わりのメンバーは、いくらでもいるのだから・・・。

2.目標を公言しないザッケローニ。
 何故かザッケローニ監督はブラジルWCの目標を公言しない。南アフリカ大会で岡田監督は「ベスト4進出」と明確な目標を打ち出し、チームを一つにまとめた。そもそも個人、企業、スポーツチームなどで、目標を設定しないで大きな仕事をなし得た例を私は知らない。
おそらくザッケローニ監督は、WC以降もあわよくば日本の代表監督を続けるつもりなのではないだろうか? その場合、例えば最低でもベスト16などど目標を公言した場合、達成できなければ、とても代表監督を続けることはできない。そのための予防線として、目標を公言しないのでは?としか私には考えられない。長友選手は目標は世界一になることだと公言している。しかし23人+監督・コーチ・スタッフが共通の目標を持たなければ、チームは一丸となって戦えないことは明白だ。

3.南アフリカ大会の主力メンバーの劣化。
 南アフリカ大会のメンバーで、ブラジル大会でも主力メンバーと想定される下記7人のメンバーがいる。
 本田、岡崎、大久保、遠藤、長谷部、長友、川島の各選手だが、特に本田、長谷部、遠藤らの選手の劣化が激しい。
キプロス戦での本田選手のFKは、もはや南ア大会のデンマーク戦で無回転FKを決めた当時とは雲泥の差がある。遠藤選手もあれから4年たち、もはや90分動き続ける体力は残っていないだろう。キャプテンの長谷部選手も、南ア大会で審判に食ってかかったような、キャプテンシーをブラジル大会で見せれるとはとても思えない。唯一確実に進化したのは岡崎選手で、全体としてはかなり劣化したと判断せざる得ない。

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         [南アフリカ大会カメルーン戦スタメン:赤丸ブラジル大会代表 byスポーツナビ]

4.チーム引っ張る中核となる選手の不在。
 これまでWC一次リーグを突破した日本代表には、中核となる絶対的存在、いわゆる"王様"がいた。
 トルシエジャパンには中田英寿がいて自身もチュニジア戦で1得点している、第二次岡田ジャパンには本田がいてカメルーン戦、デンマーク戦で得点している。
 ブラジルWCに臨むザックジャパンの王様は誰なのか?現在のコンディションでは本田も、長谷部も、香川も王様にはなりえない。
サッカーは野球と違い、試合が始まると45分間試合を止められず、試合中の個々の動きは選手に委ねるしかない。そのため試合中、メンバー全体を統括する核となる中心選手の存在が絶対に必要となる。王様不在の迷える子羊たちが、大きな仕事をやってのけるイメージは、私にはとても持ち得ない。

5.代表監督経験がなく、短期決戦のカップ戦の実績もないザッケローニ監督。
 ザッケローニ監督はACミランでスクデットを獲得している。しかしCLではACミラン、ラツィオ、インテル時代に3回出場しているが、3回全て一次リーグで敗退している。また代表監督も日本が初めてであり、当然WCの出場も初めてとなる。選手でも、監督でもWC出場経験がなく、しかも監督としてカップ戦の実績がないザッケローニ監督に、一次リーグ突破の願いを託すことはそもそも無理なのだろう。

WC代表監督として思い起こすのは、オランダのヒディンクだ。オランダ代表監督としてて1998フランスW杯では4位。いろいろ問題はあったが、2002年日韓WCで、韓国代表監督としてベスト4。2006年ドイツWCではオーストラリアの代表監督としてベスト16となっている。ヒディンクとは言わないが、時期代表監督はWCで実績のある監督を選ぶのが"マスト"の要件だろう。

第二次岡田監督の後継監督がなかなか決まらず、ようやくザッケローニ監督が就任した当初、オシムと異なりマスコミに自分のポリシーを明確に伝えるザッケローニ監督を見て『残りものには福がある』と思ったものだ。しかし5月12日の日本代表メンバーの発表を見て『残り物はやはり残り物だった』と感じざる得なかったのは、非常に悲劇的な出来事だった。

[キプロス戦 ハイライト]
https://www.youtube.com/watch?v=d_kOr9j3fB0
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by tsune2514 | 2014-05-29 01:59 | スポーツコラム
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