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TODAY'S Column [今日のコラム]

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菅義偉官房長官、安部総理を差し置き、閣僚支持率一位となる。

今月5月17、18日の2日間、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が合同で実施した世論調査で、第2次安倍晋三内閣で最も評価する閣僚として、安部総理を差し置き、菅義偉官房長官が7・9%と最多の支持率となった。
確かに官房長官は内閣のスポークスマンとして、日々マスコミと接触している。しかしメディアが好んで取り上げる、華やかなネタを提供する外交等で海外に出ることもなく、国内のイベントに出席することもほとんどない。
基本的に官邸に常駐し、例えばTPPのような、各省庁の利害が絡む政策課題を調整する、いわば内閣の裏方が主な仕事となる。決して有権者から見て目立つ役回りではない。
その官房長官が安部総理以上の支持を集めるのは、有権者も安倍内閣を実質動かしているのは、裸の王様・安倍晋三総理ではなく、これまで国民目線で、常識のある判断を下してきた菅官房長官であることを見抜いているからだろう。

菅義偉官房長官、安部総理を差し置き、閣僚支持率一位となる。_b0022690_233266.jpg

  [2013.11.28キャロライン駐日米大使と会談する菅官房長官 by 産経]

この世論調査の結果について、菅官房長官は19日の記者会見で「私が毎日午前と午後に記者会見でテレビに出ているからだ」と淡々と述べた。この謙虚さも、有権者から支持を得ている理由の一つであろう。
尚、その他の閣僚の支持率は、安倍総理が菅官房長官に次ぐ7・5%。TPP交渉担当で活躍している甘利明経済再生担当相が5・5%の支持率。なにかと問題発言でメディアに取り上げられる機会が多い麻生副総理兼財務相は、3・7%で4位となった。

一昨年の2012年12月26日に誕生した第二次安倍内閣も、早1年半を経過した。今安倍内閣は昨年の靖国参拝以降、海外各国及びニューヨークタイムズはじめとする海外メディアから「戦前に回帰しようとしている内閣だ」と厳しい批判が続いている。また株価も本日19日の東証は一次14、000円割れとなった。企業業績は好決算が続出しているにも関わらず、欧米先進国では唯一日本だけが株価の低迷に喘いでいて、アベノミクスも頓挫しつつある。

安部総理は最近、6月22日に予定される通常国会閉会後に、内閣改造と党人事の実施を決断をしたと言われている。もしこの内閣改造で、安倍内閣の影の総理、菅官房長官の交代があるとするなら、それは安倍内閣の崩壊の一里塚となることは間違いない。
by tsune2514 | 2014-05-19 23:18 | 政・経コラム
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