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高梨沙羅選手、コーチ陣の過保護で晴れの開会式欠席へ。

いよいよソチ五輪が開幕し、明日の開会式に先駆け、本日6日はスノーボード 男子スロープスタイル予選が行われ、日本の角野友基は、予選1組13位で8日に行われる準決勝へ進出した。

ところでソチ五輪最大のイベントである開幕式に、日本選手団で一番金メダル獲得が有望視される女子スキージャンプの高梨沙羅選手が、開幕式に欠席することになった。

この件について4日、ソチ現地でジャンプの斉藤智治監督が、「(沙羅)は開会式に出ない方針」と記者団に伝えている。尚、同じ女子ジャンプ代表の伊藤有希、山田優梨菜遼選手は開会式に出席。また男子ジャンプ代表の葛西紀明選手は、選手団長でもありもちろん出席する。

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<ジャンプ代表:女子左から高梨、山田、伊藤、男子左から渡瀬、清水、葛西、竹内、伊東各選手 by 共同>

高梨選手は、コーチから、「開会式は現地時間の午後8時から始まり、終了まで参加すると2時間を超え、また帰りも、開会式終了直の交通渋滞を考慮すると、相当長時間拘束される」と説明を受け、欠席を決断したとのこと。だがそれならば、伊藤、山田の両選手は、メダルが期待されないので、たとえ開会式にでて体調を崩しても大した問題にならないということなのか?

もちろん欠席という決断は、17歳で初めてオリンピックに出場する沙羅選手の決断ではない。日本ジャンプ陣の監督、コーチが、金メダル獲得のために万が一にも沙羅選手が体調を崩してはいけないと、出席を見合わせるよう説得した結果であろう。
しかしこれは、オリンピック精神に叶っている方針とはとても思えない。沙羅選手はソチについてからメディアに対し「初めての五輪なので、いろいろな雰囲気を楽しみたい」と語っている。

オリンピックに参加する目的は、金メダル獲得だけにあるのではない。世界中から集ったアスリートが参加する開会式に出て、交流を深めるのも大きな意義がある。また、これまで応援してきた日本のファンも、開会式で行進する沙羅選手を見たいはずだ。沙羅選手もアスリートにとって最大のイベントである開会式に出て、忘れられない思い出を作りたいはずである。もし監督、コーチがそれほど心配ならば、出席させないという選択ではなく、体調に問題が出ないよう、万全のケアをして他の代表とともに開会式に送りだすべきである。

沙羅選手だけ特別扱いするという今回の方針は、沙羅選手に無用なプレッシャーをかけることになり、普段通りの力を出せず、取れるものも取れなくなる恐れがある。
スキー競技で世界からキング・オブ・スキーと呼ばれるあの偉大な荻原健司選手と並ぶ、WC通算19勝という十分すぎる実績を上げている沙羅選手を、高々数時間の開会式に出さず、選手村に引き込ませる過保護ぶりをみせる日本ジャンプの監督・コーチ陣は、まるで冬なると風邪をひくからと子供を一歩も外に出さず、厚着をさせて家に引きこもりにさせる「愚かな教育ママ」レベルの指導者と言えよう。

<ソチに到着し記者団に答える高梨沙羅選手 by YOMIURO ONLINE>
http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn140204_3.htm
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by tsune2514 | 2014-02-06 20:44 | スポーツコラム
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