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絶対多数の自民党政権でおごる安部総理に天罰は下るか?

先週12月6日、国会での絶対多数を背景に「特定秘密保護法案」を強行採決した安部自民党政権の支持率が急降下した。強行採決の後、今月9日に発表された各メディアの世論調査では、昨年12月総理就任以降最低の支持率となった。ちなみにNHKの世論調査では先月の60%から50%に低下。共同通信社では57.9%から47.6%、JNNでは68.5%から54.6%と軒並前月から10%以上の急落となった。問題は「特定秘密保護法案」の中身も勿論大事だが、最大の問題は国会での議論を途中で打ち切って、十分国民に議論の内容が伝わる前に強行採決したことである。

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        <「特定秘密保護法案」を強行採決:国家安全保障特別委員会>

これでは以前の自民党の国会運営の手法と全く変わらない。この点ではまだまだ日本は真の意味で民主主義国家になったとはとても言えない。形式は民主主義を装っていても中身はまだまだ未成熟のままである。民主主義で重要なのは、異なる考えを一つの政策にまとめ上げるための、手続きにある。基本的に議論を尽くし切って最後にやむ無く採決で方向を決しなければならない。民主主義の先進国米国、英国と比較し日本が明確に劣っている点は2点ある。一つ目は米国上院、英国下院では、本人が望む限りエンドレスで何時間でも反対意見を議会で訴えることができる点。特に米国上院の規則では、「いかなる上院議員も、他の議員の討論を、その議員の同意無しには中断させることができない」と定められ、これに制限をかけるためには、全議員の5分の3以上で討論終結の決議を行なわなければならない。もう一点は日本の政党(与野党ともに)にある「党議拘束」なるものは米国議会にはない。極めて当たり前だが、党の立場と異なる投票をしても日本の政党のように除名騒ぎにはならない。党の立場は尊重するが、基本的には議員一人一人が独立して議会活動を行っている。数を背景に議論を途中で打ち切る議会運営は、全体主義への第一歩を踏み出していることに安部総理は気づいていない。

また安部総理は、昨日11日午後6時(日本時間)に行われたマンデラ南ア元大統領の「追悼式」に、先進主要国の首脳として唯一欠席するという取り返しのつかない汚点を残した。この追悼式でオバマ大統領は約20分間情熱を込めて国父を失って悲しみに耽る南アフリカの人々と世界に向けで弔辞を述べた。弔辞の後半では「私たちは闘争ではなく、平和と正義と(均等な)機会に基づく世界を選ぶことができる(We can choose a world defined not by conflict, but by peace and justice and opportunity.)」と、非暴力で人種隔離政策を撤廃したマンデラ氏の偉業を受け継いでいく決意を示した。また弔辞前には、長年国交が途絶えていたキューバのラウル・カストロ議長と握手し声をかけ、和解に向けた一歩を踏み出す弔問外交を展開した。
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<キューバのラウル・カストロ議長と握手するオバマ大統領>
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<マンデラ元南ア大統領の追悼式で弔辞に望むオバマ大統領>

これに対し安部総理は、なんと前日10日、東京・六本木のニコファーレで行われた日本将棋連盟主催の「第3回 将棋電王戦」記者発表会に出席。コンピューターとプロ将棋士による団体戦の手番を決める「振り駒」に挑戦した。これは芸能人(例えばAKB48)に相応して仕事で、全く総理の仕事ではない。

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<東京・六本木のニコファーレで振り駒をする安倍総理>

先進国第二位の経済大国日本の総理なら、マンデラ南ア元大統領の「追悼式」は万難を排しても出席し世界にメッセージを発し、故マンデラ氏の偉大な功績があってこそ世界の首脳が集結した追悼式の場を借りて、普段疎遠な各国首脳との弔問外交をするのが総理の立場としてしなければならない仕事のはず。
結論からすると安部総理は、総理としてしなければならない責務を放棄し、「皇太子殿下」に弔問を委ね、自分は芸能人の片割れのような戯れ事をする不届き極まりない人物と言える。私は困民が不安に感じている「特定秘密保護法案」を拙速に強行採決したり、総理としての責務であるマンデラ氏の「追悼式」を欠席するなど驕り高ぶる最近の安倍氏にそう遠くないある日、天罰が下ったとしても全く驚きはしないだろう。
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by tsune2514 | 2013-12-11 23:19 | 政・経コラム
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