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ザッケローニから自立したサムライブルー、赤い悪魔ベルギーを3-2で撃破!

本日11月20日午前5時(日本時間)、ベルギーの首都ブリュッセルで、FIFAランキング5位、WC欧州予選A組を8勝2分無敗で本戦出場を決めた強豪ベルギーをサムライブルーが3-2で撃破した。

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                <赤い悪魔ベルギーを3-2で撃破したサムライブルー>

この試合、前半15分、GK川島がゴールエリアを超える無謀な飛び出しをし、無人のゴールにイジーシュートを打たれ不用意な失点をする。
その後、前半37分にCBでスタメン出場した酒井宏樹選手が、右サイドライン沿いゴールライン際からピンポイントで柿谷にクロスを放ち、柿谷がヘッドで合わせ1-1のタイに戻す。
後半は開始からボランチを山口から遠藤、攻撃的MFを清武から岡崎といつものスタメンメンバーに変更すると動きがますます良くなり、後半開始早々の8分には遠藤がゴールエリア前でフリーの本田にパス、これを本田がゴール左隅に強烈なシュートを放ちあっさり逆転する。さらに後半18分には右サイドのバイタルエリアで長谷部、柿崎とパスを繋ぎ、最後は岡崎が鮮やかなダイレクトボレーシュートを決める。一方ベルギーは34分、コーナキックからアルデルワイレルトが頭で合わせ1点を返すが時遅し。サムライブルーは、欧州予選10試合で4点しか失点していない赤い悪魔ベルギーから3点を奪い快勝した。

一般的に負けた試合からは多くを学び、勝った試合では勝利に酔しれて問題点が霞んでしまうが、ここであらためて欧州遠征4試合を振り返ってみよう。
明確に分かったのは、香川選手の状態で試合の結果が全く違ってくることだ。
欧州遠征前半のセルビア、ベラルーシ戦での香川選手は、それまでのプレミアリーグの出場機会が合計46分と少なく、実践の勘が明らかに鈍っていた。そのため、後半戦のオランダ、ベルギーより遥かに格下の対戦相手だったセルビア、ベラルーシに1点も奪えず連敗する。それ以後、香川選手は10月23日CLでのレアル・ソシエダード戦でトップ下で本領を発揮。マン・Uモイーズ監督に『今日初めて本当の真司を見た』と絶賛され、それ以降は連続してスタメン出場を果たし本来の香川真司に戻ってきた。
そして迎えたオランダ戦。前半はベンチスタートで試合も1-2と劣勢だったが、後半開始ボランチの遠藤とともにピッチに立つとサムライブルーの動きが一変、結果的に2-2の引き分けに持ち込む。そして今日のベールギー戦はスタメンで出場、3-2で勝利する。
香川がサムライブルーのキーマンであることは、相手チームの監督が明言している。
オランダ代表監督ルイス・ファン・ハール氏は試合後、『前半は明らかに我々が優位であったが、後半のパフォーマンスだけを見ると3-2で日本が勝ってもおかしくない試合だった。後半香川、遠藤選手に交代してから日本の攻撃は良くなった』と語った。
そしてベルギー代表監督ヴィルモッツ氏は、試合前の記者団から「日本代表からベルギー代表に加えたい選手がいるか」との質問に、「一人を選ぶとすれば香川だ。彼のことはドルトムントの頃から知っている」と答えている。 香川選手はトップ下としては明らかに世界クラスで、ドルトムントにブンデスリーガ、ドイツスーパーカップ、ポカール(ドイツ国内トーナメントカップ戦)の3冠をもたらした。またレアル・ソシエダード戦以降、香川がスタメン出場しているマン・Uは負けなしでシーズン当初の不振から脱却している。
本田選手は、ストライカーとしてはサムライブルー随一であることは疑いの余地はないが、香川の良さは他の選手を活かすゲームメイクができること。また相手ゴールに近い高い位置での守備を怠らず、相手の攻撃の芽を早い段階で潰す動きが出き、自身もドリブルでゴールエリアに持込、確実にゴール枠を捉えるシュートが打てる。またオランダ戦で柿崎に出したスルーパスのように、ゴールに直結する決定的な質の高いパスを出すことができる。
だからザッケローニは、2014年のブラジルWCで少なくとも日本初のベストエイト進出を目論むなら、香川選手を左ウイングではなく、不動のトップ下に置いたチーム構成にしなければならない。
しかしオランダ戦、ベルギー戦を見る限り、本田選手も香川選手もザッケローニの考えは頭の片隅にもないようだ。二人共、互の良さを認め合い、ポジショニングは状況に応じ自由に動いている。少なくとも攻撃陣はザッケローニのコントロール下にはない。本田と香川を中心として選手独自で判断して動いている。
問題は守備である。オランダに引き分け、ベルギーに勝利したと浮かれてはいられないのは、2試合で4失点しているからだ。今年6月に開催されたFIFAコンフェデレーションズカップのブラジル、イタリア、メキシコとの3試合で9失点したザルとも言える守備陣の問題点は、依然として何の修正もされていない。攻撃は大迫という新しい素材も見い出せ本番でベストエイトに進める可能性が高まったが、GKを含めた今のままの守備陣では、間違いなくカウンターからのロングパス一本で失点する。
この守備陣の大幅な変更なくして、来年6月のWC本線でサムライブルーがベストエイトに進むことは望むべくもないだろう。

[2013.11.20日本VSベルギー戦ハイライト]
http://www.youtube.com/watch?v=0pZ-NuTyawc
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by tsune2514 | 2013-11-20 22:07 | スポーツコラム
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