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将棋女流最高棋戦。加藤桃子王座VS里見香奈女流3冠の激突。

本日(10月26日)マイナビ女子オープンと並ぶ女流棋戦最高峰、「第3期リコー杯女流王座戦」五番勝負の第1局が大阪市「芝苑」で行われた。対戦者は高校2年で初代女流王座を獲得、その後第2期も防衛した加藤桃子(18歳)現女流王座と挑戦者の里見香奈(21歳)3冠(女王、女流名人、倉敷藤花)。
午前10時に開始された戦いは、振り駒の結果、里見3冠の先手番となり、里美は初手7六歩から飛車を7筋に振り石田流に構える。これに対し加藤王座はいつもどうり居飛車で、王を左美濃に囲う。
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          <開始前の振り駒の様子(上座に座る加藤王座)>

戦局が大きく動いたのが昼食休憩後の対局再開直後で、里見3冠が敢然と角交換を決行、その後は里見3冠の攻めに対し加藤王座は、そこまでするかと言いたくなるほど、獲った駒を攻め駒ではなく守りに使い、重厚に自陣を固め、里見3冠の攻めに隙を見せない。終盤双方ともに3時間の持ち時間を使いきり1分将棋になるが、里見3冠の攻めは相手陣に王手がかからず、最後に加藤王座の飛車が里見陣内に成り込み、即詰に打ち取る。
結局里見3冠の敗因は、守りが金銀各1枚の片美濃囲いで、その上1筋の歩を1六についていないため、玉の逃げ道がない囲いになっていたことにあり、このことが勝敗を分けた最大の要因となったと思われる。

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             <終局後感想戦をする加藤桃子王座>
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             <感想戦の里見香奈3冠(左側)>
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              <終局図>

将棋棋士の制度は男女の区別がなく、プロ棋士養成制度の「奨励会」に入会し、規定の成績を収めて四段になれば、晴れてプロ棋士となる。それに対し「女流棋士の制度」は、女性だけに適用される制度でプロ棋士の制度から分離された制度で、段位も独自の規定で定めている。
加藤王座、里見女流3冠はともに現在男子に混じり奨励会に所属しプロ棋士を目指して研鑽している。
ちなみに加藤桃子王座は奨励会1級で、里見香奈女流3冠は2段(歴代の女性奨励会員として最高位)である。
尚、第2戦は11月3日(日・祝)東京都の 「明治記念館」 で行われる。

<「第3期リコー杯女流王座戦」のサイト>
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/index.html
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by tsune2514 | 2013-10-26 22:41 | 将棋
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