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TODAY'S Column [今日のコラム]

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今将棋が熱い。森内名人VS渡辺竜王の頂上決戦始まる!

10月17日、18日の二日間に渡り、読売新聞社主催の竜王戦(渡辺竜王)の第一戦が千葉県野田市の「野田市市民会館」行なわれた。
今年の挑戦者は森内名人で、名人が竜王戦の挑戦者になるのは2010年に羽生名人(当時)が渡辺竜王に挑戦して以来3年振りとなる。
将棋の公式タイトルは全部で「竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将」の7大タイトルあり、とりわけ竜王、名人は、アマチュアに発行する段位の免状へ日本将棋連盟(公益法人)会長と並んで署名する、最も権威あるタイトルである。
2014年、当時6段に昇進したばかりの渡辺棋士が、竜王戦のタイトルに挑戦し4-3で森内竜王・名人(当時)を破り、初タイトルをとり、以来9期連続して竜王のタイトルを守り続けている。
もし今回の竜王戦で森内名人が渡辺竜王の10連覇を阻止すると、自身が2014年に保持していた竜王・名人に9年振りに返り咲くことになり、名実ともに現在の将棋界の最強棋士として君臨することになる。
竜王戦は7戦まであり、先に4勝したほうが第26期竜王に就任する。
初戦は振り駒の結果森内名人の先番となり、両者ともに将棋の純文学とも称される指し慣れた『矢倉』に王を囲み、定石手順で進んだが、途中から森内名人が早々と定石から外れ、矢倉囲いをあえて崩し入玉(敵の陣地に王将が入る)模様の力戦将棋に持ち込む。それに対し渡辺竜王はあくまで矢倉を崩さず、後手番ながら王の囲いが崩れた森内陣内に攻め込んだ。
途中、千日手模様(4度同一手順が繰り返されると先後を変えて指し直し)になるが、渡辺竜王が駒損覚悟で千日手模様を打開、結局この判断が第一戦の勝敗を分けた岐路となり、「鉄板流」と称される森内名人が渡辺竜王の攻めをことごとく受けつぶし、結局143手で渡辺竜王が投了した。

 
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              <第一戦投了図>

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              <第一戦終局直後の両者(右側、初戦を勝利した森内名人>

将棋棋戦の最高賞金(優勝賞金4200万円、敗者賞金は1550万円)をかけた戦いは、最長第七戦(12月18、19日)まで続く。
なお、第二戦は10月27-28日、北海道富良野市の 「新富良野プリンスホテル」で行われる。
<竜王戦中継サイト>
http://live.shogi.or.jp/ryuou/index.html
by tsune2514 | 2013-10-19 21:14 | 将棋
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