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ザックジャパンは確実に劣化している。

ベストメンバーで戦った10月12日のセルビアとの国際Aマッチでわかったことは、ザックジャパンは確実に劣化しているということだ。ビジネスでも、スポーツでもそうだが組織の状態は人間の体に例えることができる。
人間の組織を構成する細胞は7年間で全て入れ替わるという。また人間には古くなった赤血球の破壊を行う脾臓(ひぞう)という組織も備わっている。
つまり人間の組織は常に新陳代謝を繰り返すことで、肉体の正常な活動を維持してきている。
ところがザックジャパンのスターティング・メンバーは、ザッケローニ監督が2010年8月に日本代表監督に就任以来、本田、香川等の海外組中心に構成してきた状態から、就任後3年経過した現在も下記のようにほとんど変わりがない。
<国際Aマッチセルビア戦スターティングメンバー>
GK:川島永嗣
DF:内田篤人、長友佑都、今野泰幸、吉田麻也
MF:本田圭佑、遠藤保仁、長谷部誠
FW:岡崎慎司、香川真司、柿谷曜一朗

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            <サムライブルー欧州遠征>

セルビア戦で1トップに柿谷選手を抜擢したのが、ザック監督が最近とった唯一の組織活性化の動きである。
組織の構成をいじらないことは、良い方向に変われば組織が熟成する。もし悪い方向で変われば、それは組織の劣化につながる。
残念ながらセルビアとの戦いで、ザックジャパンは繰り返しになるが、明らかに劣化の道をたどってきている。
FW香川選手は所属するマンチェスターユナイテッドでの出場機会が激減している。CB吉田選手に至っては今シーズンの出場機会は全くなく、両者ともに試合勘が失われてきている。つまり人間の体に例えるとGKを省いた10人のメンバー中、20%の組織が機能不全に陥っていると言っても過言ではない。
また吉田選手とともにCBを担う今野選手が最近メディアの取材に対し、『以前のように代表でプレイすることを楽しめなくなってきたんです』と語っている。
人間の体は何らかの異変があると、痛みや発熱でそのことを知らせる仕組みがあるが、今野選手この発言は今のザックジャパンに以前とは明らかに異なる何らかの良くない変化があることを物語っている気がする。
日本代表に選ばれることは現役Jリーガにとっては最高のステータスだろう。現在46歳になる三浦知良選手もいまだに代表に選出されることを諦めていないという。その代表でのプレイが楽しめないと感じるということは、かなり深刻な問題をザックジャパンが抱えていることを意味する。
しかしもっとも問題視しなければならないのはサムライブルーの頭脳、つまりザッケローニ監督そのものである。
ザッケローニ監督はクラブチームの監督としては1998-1999シーズンにACミラを指揮しセリエAでリーグ優勝しスクデットを獲得。その年のイタリア年間最優秀監督賞も受賞し、確たる実績を残している。しかし短期決戦のCLでの成績はお世辞にもほめられたものではない。ACミラン、インテル監督時にCLに計2回出場しているがいずれも決勝トーナメントにさえ進出できていない。またユヴェントス監督に出場したELでは、決勝トーナメント2回戦で敗退している。さらにザッケローニ監督で問題にしなければならない事は、ナショナルチームの代表監督で指揮を執るのは日本チームが初めで、当然、代表監督として(選手としても)ワールドカップの出場経験はなく、彼にとっては初めての経験になる事だ。ACミランのような強豪チームを率いても、短期決戦のCLで実績が残せないザッケローニ監督が、本年6月ブラジルに行なわれた2013FIFAコンフェデレーションズカップで、勝ち点0で最下位に終わったのも十分予測できた結果と言えよう。
ザッケローニ氏そのものは日本人が好きで日本を尊敬する愛すべきキャラクターではあるが、本日行われるベラルーシ戦の結果にかかわらず、例外のない大幅な組織のテコ入れをしない限り、サムライブルーが2014ブラジルWCで決勝トーナメントに進出することは極めて困難である。
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by tsune2514 | 2013-10-15 20:44 | スポーツコラム
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