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サッカー日本代表監督ザッケローニの二つの過ち

来年6月に開催される2014 ブラジルFIFAワールドカップの本戦に日本代表を導いたザッケローニ監督は、
歴代代表監督と比較しても最も経験が豊かで、日本を愛する気持ちと日本代表の可能性を最も高く評価している意味で、これまでで最良の日本代表監督であると私は考えている。
現在はともかく当時世界一のリーグであったセリエAで、ACミラン、インテル、ユヴェントスをすべて率い、ACミランの監督就任時の1998-1999シーズンにはリーグ優勝し、スクデットを獲得した事実は間違いなく超一流の監督であったことを物語ってい。

しかしアジア予選で最大のライバルオーストラリアとホームでかろうじて引き分け、本戦出場を決めた以降の戦いは決して評価されるもではない。

本番の予行演習になるはずだったコンフェデレーションズカップでは、ブラジル、イタリア、メキシコに破れ勝ち点ゼロで最下位で終えることになる。
とりわけ3試合で9失点したキーパーを含めたディフェンス陣の崩壊は、深刻な課題残すことになった。

先週、9月6日のグアテマラ戦と10日のガーナ戦は勝利することになったが、グアテマラはFIFAランキング100位、ガーナは主力メンバーの5人が来日せず、実質一軍半のメンバーで、しかもホームでの開催であれはあれば勝って当たり前。ワールドカップに向けた成果はほとんど"ゼロ"に等しい。
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ディフェンス崩壊の最大の責任は当然指揮官のザッケローニ監督にあるが、私は彼の采配で根本的な誤りが二つあると見ている。

そのひとつが、カーナ戦でも試していたが、未だ「3−4−3」のスリーバックにこだわり続けていることだ。
ザックのスリーバックへのこだわりは、ACミラン時代3-4-3のシステムを貫ぬき、4バックを標榜するオーナのベルルスコーニ会長と対立しシーズン途中で更迭されたほどである。

しかし現代サッカーでは、「4-4-2」の4バックフォーメーションを採用するチームが大半で、世界的にコーチングスクールの教科書には「4-4-2か4-3-3」が基礎戦術として掲載されているほどだ。
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「3−4−3」フォーメーション

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「4−4−2」フォーメーション





もしザッケローニ監督が「3−4−3」のスリーバックが優れたシステムと信じているならば、トルシエのように就任当初から私のサッカーは「3−4−3」であると選手に宣言して徹底すべきであった。
普段は「4-4-2」時々「3-4-3」といった中途半端なフォーメーションの変更は選手を困惑させるだけであり、実際な良い成果が出たためしがない。

フォーメーションがころこ変更されるのについていけるほど選手は器用ではない。それでなくとも世界の強豪と比較し個々の能力では明らかに劣っている日本の選手に、不必要な負担を強いるべきではない。

ザッケローニ監督のもうひとつの過ちは、海外組偏重及び信仰にある。
トルシエ、岡田、ジーコも攻撃陣に海外組を起用していたが、ディフェンスのメンバーで海外組がほとんどいなかったせいもあるが、ディフェンスはJリーグのメンバーで組んでいた。
海外クラブといってもピンキリである。近年海外のクラブから求められて海外のクラブで活躍するJリーガが多くなっているが、これはJリーガそのもののレベルが上がってきた証左でもある。
本番まで十ヶ月足らずとなった今、これから人を育てるというより、十ヶ月先に確実に実績を残せる選手を呼んで代表メンバーとしてどれだけやれるか試せ残り少ない時期になっている。

私はなぜザッケローニがJリーグで確実な実績を残しているメンバーを積極的に呼ばないのか不思議でならない。
例えばCBとして闘莉王、中澤、キーパとして経験豊富な楢崎等々・・・・・・・。

3バックへの未練、海外組信仰という二つの極めてシリアスな過ちを抱えてたまま本番を迎えた場合、私は残念ながらザックジャパンは一次リーグで敗退せざる得ないと考えている。





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by tsune2514 | 2013-09-17 22:13 | スポーツコラム
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